2007-01-01から1年間の記事一覧

猛獣殺し

年末地獄の連戦が終わり、何とか今年の仕事をあげました…orzと、言うわけで新メカについて順次語っていく予定。今日のお題は第7話で登場した市民軍の火力支援型Strv"Pz85 ズヴェロボウイ"です。 名前から察するとおり元ネタはあの「猛獣殺し」から。WW2でソ…

懐が活路であり、離れれば死地となる

またまた一ヶ月以上空いてしまった更新です…orz もう見てる人もいなさそうですが、書きます。第4話「女神の睥睨」でチラッと登場した敵市民軍の新型Strv“スピゴット”は第6話「スピゴット・ダンス」劇中でネメシス隊とマダンを危地に追い詰めました。長…

単行本発売します

ども、丸二ヶ月更新をサボっていました。連載に加えて同人誌や細かい仕事が重なりついつい後回しに…反省です。さて、更新が滞っていた理由のひとつに単行本作業があります。表紙などのカラー作業のほかに原稿の修正やあとがきなどに相当するおまけページなど…

腺病質な猛獣

本編では、描きたいと思ってもページ数や展開の関係で省いているところがあります。漫画はテンポが大事なので仕方ない面もありますが、メカ好きとしては断腸の思いで削っている事もあるのです。 今のところなかなか本編に出ないのが整備シーン。メカ物の魅力…

三輪の騎馬

軍隊ではマイナーな車種である二輪車ですが、今でも偵察用として重宝されています。やはり小型で小回りが効くと言う特性のおかげでしょう。それに対してサイドカーはほとんど絶滅状態のようです。前述の利点が薄まる上に、ジープに代表される小型車両の普及…

胸甲騎兵の誇りとともに

例え科学の粋をこらした最新兵器であろうとも、お国柄を反映しているものです。物理法則の制限がキツくて飛べなくなると困る飛行機ですらそうですから、比較的縛りのゆるい陸戦兵器ではそれが分かりやすく反映されます。 例えば「一度もガチンコ勝負の経験が…

民族浄化の名の下に

一少年兵の視点で進む物語の中で、いまだ詳しく語られていない「敵」についてのヒントがカイラーの武装に隠されています。 地上掃射に特化した胴体下のユニットです。視界の広い光学センサーと小口径で発射速度の高い25ミリチェーンガンで構成されています…

クロス・ファイト

実際の戦場でも、戦車は懐に飛び込まれる接近戦は苦手です。視界が限られ、小回りの効かない戦車は歩兵の援護が必要不可欠です。正面から打ち合うのは得意ですが、後方・側面・上面には死角が多いのです。 かの有名なティーガー戦車のエース、ミヒャエル・ヴ…

電気仕掛けの射手

第2話収録の「COMIC MAGNA」絶賛配信中です〜(^^ノさて今回はStrvの動力源のお話です。 某有名デザイナーさんもおっしゃられているように、ロボットものにおける動力源の話は結構タブーなのです。 核融合とか縮退炉とか物凄いヤツにするとハッタリはきき…

四つ葉の少年

第一話では酷い目にあってばかりのついてない主人公、ミゥラ・クローバー君です。 彼が持っているのはこの時代の軍隊では使っていない旧式のボルトアクションライフル。モーゼル98kそのまんまです(^^; 彼の家が代々猟師と言う設定で、祖父の代から使…

ワークホース

T34に対してⅣ号戦車と言った具合に、軍隊には数で屋台骨を支える主力機材が必ず存在します。 マダンのような高価で高性能な機材だけでは必要数を満たすことは出来ませんので、「安価でそこそこ使える」性格の兵器が求められるのです。 市民軍の「カイラー」…

ここにいても、よい理由

ガンダム以来、二足歩行兵器には「ここにいても、よい理由」が必要となる事が当たり前になりました。 ミノフスキー粒子と言う大発明以来、精密誘導兵器を無効にする様々なアイデアが考えられ、ロボットの存在意義をフォローしていたのです。で、この「フォー…

戦闘は火力だ!

ロボットねたの場合、主役メカの得物=必殺技をを何にするかはキャラ付け上重要な一要素です。 マジンガーZのロケットパンチやガンダムのビームライフル、エヴァンゲリオンの暴走(笑)など、ロボットのイメージはこれで八割方決まります。 コレについては、…

猪年と言うわけではないですが

劇中では描ききれない設定を解説するシリーズその2です。<やられメカ“カイラー”> スーパー/リアルの区別無く、ロボットものにはやられメカが必要です。特にリアル系と呼ばれる作品では、世界観を象徴するものとして重要な位置を占める事が多いように思え…

幸運旅団支店開設

「天翔けるマントヴァ人」支局と言うことで、COMIC MAGNA連載中の「フォーチュン+ブリゲイド」関連の記事をこちらにあげていこうと思います。作品の裏話やメカ設定など、WEB漫画ならではの特性を活かす様な展開ができるかどうか色々試してみるつもりです…