通販始まっています
冬コミ新刊「UW2 Postscript」各同人ショップで通販始まっております。
とらのあな http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0010/25/59/040010255934.html
メロンブックス http://shop.melonbooks.co.jp/shop/list/?DA=chgitemtype&G=&F=UW2
COMIC-ZIN http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=7413
の三店です。店頭販売も始まっています。残念ながら冬コミに来られなかった方は是非こちらの店舗でお買い求めください。
謹賀新年
何かと波乱の2010年、それでも年の終わりを「天空少女騎士団」第1巻の発売と、冬コミ新刊の完売で締めくくれたことはありがたい限りです。
そして2011年は来月から電撃コミックジャパンにて新連載「オオヤシマ〜遣独愚連艦隊航海記〜」をスタートします。幸先の良い滑り出しにするべく、現在ネームに七転八倒中(^^;
兎にも角にも、漫画を描き続けられる喜びを噛み締めております。
都条例&規制関連は色々ドタバタがあると思いますが、冷静に且つ流されずに言うべきところは萎縮しないつもりでやっていこうと思います。大切なのは、「忘れないこと」ですね(^^
どうか皆様、今年も宜しくお願い申し上げます。
いよいよ明日!
コミックマーケット79告知
今回大晦日の冬コミ三日目につきまして、あらためて告知させていただきます。
12/31 東ホール D-24b「TEAM"Firebird"」
にて新刊「UW2 Postscript」を発行いたします。その名のとおりあとがきと称する新刊は、ダリル・グリネマイヤー氏のインタビューから始まって、リズとヴードゥーちゃんがエスコートする2010年リノ・エアレースレポート漫画、フルカラーグラビア4ページ、エアレーサーガレージキット記事、新型エアレーサーGP-5解説、3DCG夢の饗宴など、濃さは相変わらずです。
しかも今回は二回りほど大きなA4版!いわゆるモデルグラフィックスとかの模型誌のサイズですね。MG誌と同様中綴じ形式で、普段はノドで隠れてしまう部分までじっくり楽しめます。
さらに今回、編集作業をサポートしていただいたむらかわ先生のアドバイスで本文ページの紙質を変更。アニメ誌やファッション誌によく使われるコート紙を使ってみました。見栄えは相当違った雰囲気になっていると思います。おかげで厚みの割にはコストがかかりましたが(笑)
実物を見るのが楽しみです。
卓に飾るポスターはいつも表1をそのまま使っておりましたが、今回ちょっと表紙らしくない絵にしてしまったので、別の絵にしました。ご来場の際はこのリズとヴードゥーちゃんの絵を目印においでください。
人から本を奪う者はどんな報いを受けるか
「人から本を奪う者はどんな報いを受けるか」 http://bit.ly/hDkNOd
アメリカで実際に起こっている特定の書物を「禁書化」しようとする動きに対してのALA(American Library Association;アメリカ図書館協会)の抵抗活動について説明している。
自分が有害だと思うものに存在して欲しくないと思う人はどこにでもいて、それを止めようとする人も必ず存在する。いわゆる「禁書請求リスト」の中に「名作or傑作」と呼ばれる物が多くある現状を見ると、猪瀬副知事の発言(http://bit.ly/idFaFK)はひどく虚しい。
賛成派の意見の中に「エロは規制されて当然」と言う大前提があって、その前提を支えているのはもっぱら「嫌悪感」だ。
嫌悪感とは突き詰めると「個人の価値観」にすぎない。個人の「好き嫌い」を公序良俗という物差しにすり替えているのが、規制派のやり方であり、条例に賛成する人々のよって立つところだ。
そして、それは副知事の「傑作ならば規制されることなど無い」に代表される、低俗な物しか規制の対象とはならないから反対派は熱くなるなよ(笑)と言う一種の嘲笑にもつながっている。
でも、リンク先の「禁書請求リスト」を見て欲しい。
人類文学史上にリストアップされているはずの「傑作」が多数槍玉にあげられているのはどうした訳だろう。
つまり、嫌悪感と言う個人の価値観は、低俗だろうが高尚だろうが噛み付く対象を選ばない、と言うことなのではないですか?
反対派の人々が危惧する点はまさにそこにある。
嫌悪感を絶対基準として用いることは、無差別に表現に対して干渉することと同じことだったとこの「禁書リスト」は語っている。そしてその価値観は個人の資質や性向によって大きく左右されることは言うまでも無い。
都条例で言うなら、その運用はわずか十数人の人間によって決定されるのだ。
自分はリンク先のグーグルマップに立てられたピンの数に絶望を見ると同時に、こうやって視覚化する事で抵抗する人たちがいることにほんの少しだけ安堵した。
私たちは、決して孤独ではない。